江戸っ子鍬形倶楽部

東京産のクワガタをメインに取り扱っております。

2011ブリードオオクワ羽化結果統括

前回のヒラタクワガタのまとめの続きで今回は国産のオオクワガタです。
 
当ファームでは東京産ヒラタクワガタをメインにブリしてるのですが、さすがにヒラタだけだと飽きるので京産ではありませんがオオクワガタも少しブリードしてます。

うちではおまけ程度ですので真剣にオオクワをやってる人には申し訳ありませんが一応まとめてみました。
 
 
 まず昨年ブリした(今年羽化した)個体らの親は近所のショップで「久留米産メルリン血統」として売られてた♂親70mm×♀親49mmのペア。累代は不明、証明書もないので血統も定かでない(疑ったらキリがないケド)。
 
私は当時クワガタ初心者でしたので(今でも変わりませんがw)初めはメルリン血統すら知らず、
お店の人に「メルリンってなんですか?」と聞いたほど。(苦笑)
すると「メルリンさんって人が作った80mmを越す大型血統のオオクワだよ」と教えてもらいましたが
「メルリンって外国人が作った血統なのかー」と勘違いが終わらないほど無知でした。(爆)
 
 
この1ペアは一昨年に新成虫で格安で売ってたのでつい買ってしまい、1冬越させてから昨年使用したところ17頭産みましたが未熟な私が割り出し時に3頭プッチと潰してしまい、採れたニョロ(幼虫)は14頭。
おまけにどちらの親も今春のブリード使用前に死亡したのでこの血統はこの代だけです。
 
で、無事に羽化したのは1♂8頭、♀5頭の計13頭。(♂が1頭羽化不全で死亡しました。)
イメージ 1
↑これは蛹化した時に確認しようとして私が頻繁に動かしたのが原因かな。
 
 無事に羽化した個体の中で1番大きかった♂は75mmでした。↓
イメージ 2
目立ったディンプルもなく綺麗な体で頭と胴がかなり幅広なんですがその割りに大アゴがやや貧弱です。
 
 
 むしろ3番目、4番目の大きさの個体の方がぶっ太い大アゴでした。↓は72mmの♂。
イメージ 3
 
 ♀は平均で45mm前後で50mmは出ませんでしたが48.5mm以上の個体も。
イメージ 4
 
 ヒラタは早期羽化が昨年も今年もありましたが、そう言えばオオクワはどちらもありません。
オオクワガタはヒラタに比べ早期羽化しにくいのでしょうか。
 

飼育環境ですが、一部を菌糸(うちではフォーテックのG-ブロック丸)で850cc~1400ccボトル、その他の個体はD.O.Sの「生オガ発酵高カロリーオオクワマット」を使用し、1800ccのブロー容器でした。
 
71mmを超える♂は4頭で全て菌糸、マットでは70mm前後が3頭、♂の最小個体が62mmでした。
♀では47mmを越えたのは2頭、こちらも菌糸。マットは45mm前後で最小個体は40mmでした。
 
分かってはいたのですがやはり菌糸に軍配が上がりますね。(当たり前ですがw)
 
これらの個体達ですが、今のところ来年のブリードの親種に使うつもりはありません。既に構想外です。
理由は後日説明致しますが、多分全て里子に出すつもりです。売れ残ったら観賞用にしようと思います。
 
 
今年の便(来年羽化予定)は阿古谷産リカーン系の血統をブリードしました。
昨年よりも数が多く、昨年同様の菌糸とマットを使って分けてますので果たして同じような結果が出るでしょうか。楽しみではあります。
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