江戸っ子鍬形倶楽部

東京産のクワガタをメインに取り扱っております。

2022今年のブリード

久々の更新です。

 

 

 

例年通り我がファームではゴールデンウィーク中にペアリングさせて連休明けに産卵セットにメスを投入と言う流れになります。

 

 

と、言うわけでペアリング中に産卵セットの準備をします。

 

 

今年は極太のクヌギの材を2本、ナラ材を1本用意しました。

 

加水するのですが浮いてきてしまうので漬物石5㎏で一晩漬け込みます。

 

その後、丸一日陰干しして樹皮を剥いたら発酵マットに埋めて完成。

今年は全部で5セット(うち材埋めは3セットであとはマットのみ)作りました。


オオクワガタは材産みなんだけどヒラタはマット産みのみでも卵採れるから今年はこれでやってみます。

 

(※ この記事を書いた前日に早速メスを投入したところ早くも2セットで産卵確認できました。)

 

 

 

今年(2021年)のヒラタクワガタ

 またまたお久しぶりの更新です。

 

 

今年羽化したオオクワガタが大失敗だったのは前回お伝えした通りです。

 

 

では当ファームの主力である「東京産ヒラタクワガタ」はどうだったでしょうか。

 

 

 

オスは最大で62mm、ほとんどが57mm~59mm以下で60mm越えが2頭しか出ませんでした。

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以前は60mm越えは当たり前、最大で67.5mmまで出してた当ファームとしてはこれはオオクワガタ同様に小型が多かったことになります。

 

ただ、メスは豊作でした!

 

例年、多少偏りがあるのものの大体雌雄約半々なのですが今年は無事に羽化した個体の7割がメスで大きさも35mm~38.5mmで揃っており、これがせめてもの救いでした。

 

 

一方で今年ブリしたニョロちゃん(今年はヒラタクワガタのみでオオクワは無し)はどうだったかと言うと・・・

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今年は過去最長の北海道遠征に行ってたせいで

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ブリードを放置してて数は多くないものの、例年通りに育っててくれたので2回目のマット交換をしました。

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今年はこれでおしまいです。

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このまま交換なしで来年の羽化まで放置することになります。

 

ちょっと早いけどこのブログは今年の更新はこれで終わりのつもりです。

(メインの公式ブログ(続・魚喰う馬を釣れ(Fishing! or Noodle?)はまだまだ続きますのでよろしければご覧ください。)

 

少ない更新で細々と続けてますがどうぞ来年も宜しくお願い致します。

 

失敗だらけのオオクワガタ

 

久しぶりのクワガタブログの更新の続きです。

 

昨年は1年おきの周期でブリードしてる阿古谷産(極太リカーン血統)をブリードしてましたから今年羽化の個体を掘り出しました。

 

 

ところが…。

 

 

 

私が昨年、幼虫のマット交換時に雌雄判別を誤り、メスだと思ってマット飼育の小瓶に入れてしまってた個体のほとんどがオスでした。

 

 

しかもマット交換もサボって1回のみ。。。

 

 

ですのでなんとも可愛い?コクワのようなオオクワガタが次から次へと出てきました。

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雌雄判別は失敗。私の目は節穴でした。

見立て通りにメスだったのはたったの2頭だけでした。

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まぁ、こんなのでも阿古谷産リカーン血統の血を受け継ぐオオクワガタです。

私の過ちで生まれてこの可哀想な個体達。私はこれを反省して敢えて親種にして来年はこの極小個体から果たして大型が出るのか?検証してみたいと思います。

1年ぶりの更新!2021のブリード

すっかり忘れて放置しておりました、こちらのブログ。。。

気がつけば約1年ぶり!?の更新です。

 

 

昨年はブリードもあまりうまくいかなかったし一昨年ブリした新成虫も羽化不全が多く当ファーム設立以来最大の不作の年でした。

 

そんなこんなで年々クワガタ熱が冷めているのも事実。

それでも今年も細々とブリしてたので遅ればせながらご紹介。

 

 

今年は東京産ヒラタクワガタのみ4セットブリしましたが産んでたのは3セットのみでした。

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バーン!と開けてみましたが・・・

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次のセットはなかなか良い感じに産まれてましたが↓

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お次はニョロちゃんも小さくおまけに少ない。

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最後のセットは不発でした。。。

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次回は今年羽化した失敗だらけのオオクワガタをご紹介します。

不作の為、追加ブリード

今年のブリードが過去にないほどの凶作でしたので急遽7/3にヒラタクワガタを再交尾させて 再度セットに投入しました。

 

 

そしてそこから約2ヶ月近くの8/27に割り出してみました。

 

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今回は意外に採れました。

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 今年は長梅雨のせいで気温も上がらなかったのがよかったみたいで第2便の割りに9頭追加出来てよかったです。

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さらにオオクワガタの割り出しも前回に割り出しきれなかった分を再確認したら4頭追加出来ました。

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ただ、梅雨明け後は今度は急激な猛暑日が続いて昨年ブリで今年羽化の新成虫が軒並み羽化不全だったりしましたので時期的に孵化したこの仔らが無事に成育するかは微妙です。

 

とりあえず、第一便のニョロちゃん(幼虫)達のマット交換も控えてるので10月末に再度チェックしていきたいと思います。

あぁ大凶作!羽化不全が止まらない

前回の続きです。

 

今年は異常な程の長梅雨で低温が続いたかと思えば梅雨明けした途端に連日40℃前後の猛暑日が続いて今年ブリした産卵セットはこぞって不発が続き 昨年ブリで今年羽化の新成虫は次々に奇形や羽根パカ。


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 こんなに酷いのは長年ブリードしてますが初めてです。

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 ↑羽化不全で★になってる個体や残念な個体が続々と・・・。

 

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特にメスは早期羽化は毎年多少出ましたが羽化不全はここまでありませんでした。

なのに今年は羽根パカ奇形個体が出る始末。↓

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時期的に羽化して出て来てもおかしくないのですか一向に動きの見れない瓶(ボトル)を開けてみると…?

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 蛹化不全のオンパレード!!

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 いったい何頭死んでるんだ!?

 

 

 

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 こちらは蛹化はしたが蛹のまま★になった個体達。 

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 ※ 前回に引き続きグロイ画像の数々、ご容赦下さい。

 

羽化してた個体も息してない。。。↓

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 惜しい!外翅が寸足らず。。。↓

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↓お前も羽根パカか!?

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もうここまでくると異常気象だけのせいではない気がします。

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使用したマットが悪かったのか・・・?

(いや、毎年同じマットを使ってるが、昨年のロットが出来の悪いものだったかも・・・?)

 

累代が進み血が濃くなり障害が出たとか・・・?(F5です)

 

う~ん、、、どれもありそうです。とにかく今年はブリするも昨年したものも最悪な年となりました。

昨年ブリした仔たちは暑い中せっせと詰めたマットに交換したりして約1年かけて育てました。

それがこの結果。。。

 

 

稲作農家が手塩に掛けた米が収穫前に台風で壊滅した時の気分はこんな感じでしょうか?


とにかくこれでは売り物になりません。毎年クワガタを売って北海道遠征の費用にあててましたが来年は釣具を売却しないといけません。



 

長梅雨&猛暑で新成虫も不作

今年のブリードがイマイチ不発っぽかったのはお伝えしました。

 

今度は昨年ブリした今年羽化の東京産ヒラタクワガタの新成虫の掘り出しです。

 

 

 

ところが一部のビンを見ると嫌な予感が。。。

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これはどう見ても羽化不全でしょう。

 

 

 

開けてみます。。。

 

 

 

 

羽化不全というよりも蛹化不全ですね。

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蛹になれず蛹室を作った後に死んで腐敗してました。

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しかも次々と蛹化不全が続きました。。。

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 いやぁ~グロい画像のオンパレードですみません。。。

 

毎年蛹化不全&羽化不全は付き物で多少あるんですが今年は例年よりも多い!!

 

これも異常に長かった梅雨とその後の梅雨明けからの猛暑の影響でしょうか?

今年はブリードも不発、昨年度の個体の羽化もイマイチ、と過去最悪の年になりそうです。

 

 

そんな中でやっとまともに羽化した完品が出てきましたが

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スタイルは良かったんですがサイズが57㎜と小さい。

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しかも掘り出して数日後、猛暑で暑すぎて死んでしまいました。。。

 

やっぱり今年は我がファームにとって過去最悪な年になりそうです。。。