江戸っ子鍬形倶楽部

東京産のクワガタをメインに取り扱っております。

2020オオクワガタの割り出し

我がファームでは東京産ヒラタクワガタをメインに阿古谷産オオクワガタをオマケ程度に少々ブリードしていますが、昨年はオオクワガタが不発で1頭も採れませんでした。

 

今年は先に公開した通り、記録的な不作で主力のヒラタクワガタが採れてない状況ですがオオクワガタは少しだけ採れました。

 

オオクワガタは材産みなので産卵木から出る食痕で居るのはなんとなく分かります。

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では開けてみましょう!

 

 

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↑おっ!早くも1頭見えました。

 

 

 

 

材を割って確認していきます。

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 とりあえず14頭採れました。

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 うちではヒラタクワガタがメインですのでオオクワガタは20頭も採れれば充分なんでこれでOK。

 

オオクワガタはもう1セットブリしてましたがこちらは不発っぽい。

用意してたマットカップも足りなくなったのでもうしばらく寝かせて様子を見てから割り出ししてみようと思います。

 

 

 

それにしても今年は主力のヒラタが悪過ぎます。

前回書きましたが過去最低の数でしたのでせめてもう20頭は欲しいので季節遅れの最交尾&セット再投入を行いました。

今年のヒラタは大不作!!

今年はコロナ禍の中、毎年恒例の北海道遠征釣行に行って来ました↓

が、遠征出発前のブリード、帰京後の取り出しでも全然卵が取れてませんでした。

 

 

おまけに梅雨明けが8月という長梅雨で気温も上がらず育成がよろしくない感じ。

 

 

それでも例年通りにブリしたケースを開けてみました!

 

 

 

まずは1発目。東京産ヒラタクワガタからです。

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北海道遠征釣行に行く前に産卵確認してましたが・・・

 

 

 

それでは開けてみます!

 

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おおっ!やっぱりいましたか。

脈々と受け継ぐ希少な東京産のDNA。

 

しかし細かく確認してみましたが採れたのはたったの4頭。

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いやぁ~1発目から厳しいなー。

 

 

 

 

 

気を取り直して次のヒラタクワガタのセットを開けてみます。

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こちらは材に食痕が見られますので新子は居そうです♪

 

では開けてみます。

 

 

でやーーーっ!!(笑)

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良かった。少ないけど居てくれました( ´Д`)=3 フゥ

 

 

材も割ってみます。

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やっぱりいました。

 

 

でも材の中に居たのはたったの2頭でした。

 

しかも数少ないのに1頭、私の不注意で潰してしまいました。。。

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今年の東京産ヒラタクワガタは3セットブリしましたので最後のセットです。

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ではいきます!ご唱和下さいっ!!(笑)

 

 

 

 

 

いーーちっ!

 

 

 

にぃーーいっ!!

 

 

 

さーーーんっ!!!

 

 

 

 

ダァーーーーっ!!!!(笑)

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・・・。

 

 

 

アレっ!?

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材を割って見ても何も居ません。。。

 

3セット目は不発だったか・・・。

 

 

う~ん。過去最低の数しか取れなかった。これでは来年販売に回すことが出来ません。

追加で再ブリして再投入しようかな。。。

2020今年もクワガタブリード

今年は新型コロナウイルスの影響で例年は忙しい仕事も時短勤務だったり休みでホームステイ。

 

ま、私の場合は毎年G.Wはクワガタブリードなんでいつものように、ですが。

 

今年は昨年ブリしなかった阿古谷産系オオクワガタを今年はブリします。

 

まずはクヌギの材をバケツに入れて加水していきます。

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この段階では水に浮いてしまうので漬物石で沈めます。

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このまま材は半日加水してその後半日陰干しします。

 

 

その間、材を埋める発酵マットを用意しますがうちでは毎回廃材を再利用しております。

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これもクチキバエやダニが発生してないか、チェックしてから加水していきます。

我がファームはヒラタクワガタがメインなので泥系ほどではないにしても加水率は多め。

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オオクワ用の材を陰干ししてる間に先にヒラタ用のセットを組みます。

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ヒラタクワガタは材にも産みますが基本はマット産みなので新しい材は不要と考えてますが材自体は必要です。

ここでもうちでは廃材を再利用。

 

ヒラタクワガタは今年は3セットのみ組むことにしました。

 

 

 

クヌギ材の陰干しが終わったので予め硬く敷いたマットの上にオオクワガタ用のクヌギ材の樹皮を剥いて置きます。

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これをリサイクルマットで埋めていきます。

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今年のオオクワガタは2セットです。

 

最後に剥いたクヌギの樹皮を敷いて産卵用の高たんぱくゼリーを置いて一応完成~

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そして今年の親種はこちら↓

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オオクワのメインは昨年に取り置きしてた50㎜のメス。

 

と、私の不注意で外翅に傷をつくってしまい売れ残りになってしまったメス↓

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このまま売れ残りのまま置いても仕方ないので予備セットで使うことにしました。

 

 

 

一方、毎年メインの「東京産ヒラタクワガタ」は・・・

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大型の39㎜の厳選個体達。

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この後、夏前には昨年ブリした個体が羽化して新成虫として出てきます。

さぁ今年はどんな個体が出てくれるのでしょう。

超久々投稿!

こちらのクワガタブログ、すっかり放置してました。

もうすっかり存在すら忘れかけてました(苦笑)

 

現在、新型コロナの影響でステイホーム中なんですがやることがだんだん無くなって来ましたので思い出して久々の投稿です。

 

 

 

ええと、今年のクワガタブリードをゴールデンウイークのステイホーム中に始めるのですが、その前に昨年秋に消費税が8%から10%に増税されたんですがその増税前に必要なクワガタ用品をまとめ買いしてたのを思い出しました。

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ヤマト運輸でデカイ段ボール箱2個で送られてきました。

 

 

中身は発酵マット100リットル分と・・・

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餌ゼリー16g×500個。

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さらにはクヌギ&コナラの産卵木(材)が数本。

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材の直径は11~16㎝くらい。近所のショップでも売ってますが1本400円くらいするので5本で780円は激安。

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それでは次回から今年のブリードの様子を投稿したいと思います。

お題「#おうち時間

2018オオクワガタ新成虫を掘り出し

 前回、当ファームのメイン「東京産ヒラタクワガタ」の新成虫を掘り出しを行いましたので今度は阿古谷系のオオクワガタの新成虫を掘り出しました。

 

 

今年はオオクワガタのブリードは不発に終わりましたが昨年ブリしたオオクワガタは無事に羽化してましたので開けてみました。

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60㎜ほど。大きくない個体ですが均整のとれた個体です。

 

 

次の個体は蓋を開けたらもう威嚇してきました(汗)

 

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↓幅広な個体。オオクワガタらしい重厚感があります。

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今回は菌糸を使わず全てマット飼育でしたので60㎜前後の個体ばかりでした。

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↓これは小さい。56㎜くらい。うちのヒラタクワガタよりも小さいです。

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クワガタってひっくり返して裏から見るとドラゴンボールに出てきたセルみたいと思うのは私だけ?(笑)

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サイズは小型ばかりですが極太阿古谷の血を引く血統ですので大あごは太めにも思いました。

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オオクワガタもヒラタクワガタ同様に今年羽化したのはオスが多くメス不足。

こちらも来年の親種を確保するためにあまり販売できそうもありません。。。

2018東京産ヒラタクワガタ新成虫掘り出し

 幼虫を出した記事が続きましたのでここで今年羽化した昨年ブリした東京産ヒラタクワガタ2018の新成虫をいくつか掘り出してみた時の話をアップします。

 

まずはPPボトル最初の1本めを開けて見て愕然。

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げげっ!これは・・・

 

羽化不全で白カビに覆われてるではないか!?

 

いきなり出鼻をくじかれましたが次のボトルを開けてホッとしました。

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なかなかの個体。60㎜ほどのオスでした。

 

しかし次がまたいけませんっ!

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これも羽化不全。蛹室の中で蛹のまま腐ってしまった感じです。。。

 

 

気を取り直してジャンジャン開けていきましたがこの後は良型のオンパレードでした。

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↓大あごが立派な個体。

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↓こちらは大あごが長めの個体でした。

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最後は今回最大となった64㎜のオス個体でした。

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幅広でずっしりとした重厚感がありました♪

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しかしながら今年の新成虫(昨年のブリード)はとにかくメスが少ない。

来年の親種を確保しないといけませんのであまり販売に回せないなぁ~。

東京産ヒラタクワガタ追加割り出し

7月に割り出しして割り切れなかった材や確認出来なかった卵などを再確認する「追加割り」を8月に行いました。

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食痕がありますのでまだ少し居そうですね。

 

ではいきます!

 引き続きご唱和下さい。(笑)

 

 

 

い~ちっ!

 

 

にぃーーいっ!!

 

 

 

さーーーんっ!!!

 

 

 

 

だぁーーーーっ!!!!(笑)

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おーっ!やっぱりまだ居たのねん。

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さらに材の芯に近い部分を割ってみたらもう1頭追加できました。

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これでとりあえず終了。

今年はオオクワガタは不発でヒラタクワガタのみとなりましたが約60頭のニョロちゃんが採れました。

 

我がファームの年間管理数は昔300頭ほどでしたがそれだと休日の度に管理に追われて他の日常を圧迫してたため、現在調整してて100頭以下にしてますがそれにしても昨年に続いてちょっと今年は少ないなぁ。

まぁ管理しやすい頭数ではありますけど。

今年は北海道最終日にアクシデントに見舞われ高額な出費があったのでもっと増産して稼がないといけません。(苦笑)