もうじき当倶楽部では今季の営業を終了致しますが、今回はオマケ記事で廃材についてです。
クワガタのブリードをしてると当然色々と余計なもの、いわゆる廃棄ゴミが発生します。
当ファームでは出来るだけリサイクルを徹底しておりますが、他の皆さんはどうしてるのでしょう？
まず1番多いのは廃棄マット（廃菌糸含む）。うちでは年間約100リットル以上の廃棄マットが発生します。
他のブリーダーさんのブログを見ると、「近所の川に流した」、「近くの雑木林に捨てた」などなど。
まぁ自然に帰る物だからOKなのかな？とも思いますがうちでは今のところ捨てることなく有効利用してます。
では当ファームでのそのリサイクル手順の1部をご紹介。(^_-)-☆
①割り出した時に出る廃材は細かく粉砕して行きます。これが地味な作業で暇な時じゃなきゃ出来ません。（笑）
② これを何日かに分けて細かくしていき、最後は篩いにかけて完成。産卵に使用したクヌギ材７～9本分。
この自作生クヌギ100％オガは容器収納して来年まで寝かせて翌年の産卵セットの材埋め用に使用してます。
③ 次の年、オオクワ＆ヒラタの材埋めに使用した後、また割り出した材は廃材として①に戻りまたさ来年へ、材埋め用に入れてた②の生クヌギ粉砕マットはとりあえずとって置きます。
④ 割り出し時に幼虫をカップに収納しますがそのカップに詰めた新品のマットが1ヶ月後にボトルに引越した時に廃棄マットになるので今度はそれと③で一時保管したのを混ぜてまたリサイクルして産卵セットを組みます。
時期的に採集してきたノコギリクワガタがかなりストックされますのでこのセットで今度はノコに産ませます。
⑤ そして最終的にはノコのセットを割り出したらさすがに不要となりますのでヒラタの幼虫のマット交換して出た廃棄マットや新成虫が羽化して出た廃棄マットと混ぜて自宅庭にある3m×1mの約3㎡の花壇に入れてそのまま家庭菜園に使ってます。こんな感じ（↓↓↓）
この土のほとんどが廃棄くわMat、Fマット、秘伝マット、自作マットに廃菌糸（フォーテックG-ブロック丸）です。
うちではキュウリやネギ、ニラなどを少々作りましたが肥料等は買ったことがありません。全て廃棄マットです。
以前、他のブロ友さんがクワガタ幼虫に使用したマットをカブトの幼虫に再利用した後、植物に使用し、その際、ホムセンで購入してきた正規の園芸マットと詳しい比較データーを取ってましたがそれによるとカブトに使用した廃棄マットでは全く栄養がなく、普通の土以下の育成結果となってました。
うちでは私があまりカブトムシが好きではないのでヒラタ＆オオで使ったものをリサイクルしてノコに使って終了。
カブトの幼虫には使用せずに花壇に入れてるので多少は栄養分が残ってるのかな？
詳しく比較した訳ではないので真相は定かではありませんが、とりあえず立派なキュウリが生りました
その他、自宅で観葉植物がいくつかあるのですが、その鉢植えの土も全て廃棄マットです。
他の土でも変わらないかも知れませんが今のところ、廃棄マットで有効利用は出来てると思います。
また、当ファームでは菌糸やマットにボトルや瓶はあまり使わず（多少持ってますので少しは使ってますが）
幼虫飼育の大半が2個の2ℓペットボトルを1個にする「自作ニコイチペットボトル」を使ってますが最近はペットボトルはエコの為に軽く薄くなって強度が落ちてるので幼虫に齧られ結構穴が開きます。。。（汗）
マット交換時に新しいマットの入ったボトルに幼虫を引越しさせる際に、穴の開いた古いほうのボトルは使い捨てなんですがこの時にはまだ捨てません。
ニコイチペットボトルの底部分に小穴が開いた程度のものは、この後キレイに洗って底部分を切り離し、
新しい2ℓボトルを切って底部分にして今度はこの古いのが蓋に変わります！空気穴を開ける手間も省けるしｗ
さすがにオオクワの♂には小さいですがオオクワ＆ヒラタの♀には文句ないサイズですし、あまり大きくならないと言われてる東京産のヒラタなら70mmオーバーの特大サイズを狙わない限りは♂にも使えます。
つまりうちではこのニコイチペットボトルを使うことで1個100円前後の菌糸ビンやボトルを年間100個節約でき、飲み物を飲んだ後の空ボトルのゴミを200個削減し、さらに1年後はその大半の底部分を今度は蓋としてリサイクルするのでとっても理に適った再々利用が出来てると自画自賛ですｗ
なによりお金の節約にはなります♪私はクワガタ以外に多趣味なので出来るだけお金はかけたくないので。
まぁただ単にケチでセコイだけかも知れませんが一応、当ファームのクワガタは地球に優しいエコって事で。
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