江戸っ子鍬形倶楽部

東京産のクワガタをメインに取り扱っております。

江戸ヒラタ羽化1号から特大!!

 今年のブリード個体もほとんどが割り出しを終え、今後1ヶ月は放置の予定です。
 
ところで昨年ブリードした個体はどうした!?と言う声が一部から聞こえてきそうなのでそろそろ取り出してみようと思い、放置してる床下を開けてみます。。
 
当ファームでは地元産ヒラタがメインなのですがそれだけでは面白くないのでオオクワガタも少々やってます。

オオクワガタは全て羽化してるのは7月~8月で確認済みですが、相変わらず、どの個体も蛹室に入ったまま。
なんで出てこないんだろう?と思いましたが、現在採集してきたノコギリクワガタの在庫が多く、成虫スペース(ケース)がないのでもうしばらくこのまま蛹室で大人しくしてもらうことにしました。
 
 
しかし、ヒラタクワガタが少しずつではありますが、蛹室から出てきてるようでしたので目認できた個体から取り出してみました。
 
 
やはり♀の方が出て来るのが早いですね。ほとんどが出てきてました。
イメージ 1
 
 今回取り出した♀は6頭。D.O.Sの3時発酵マットを使ったのでサイズは25.5~30mmと小型ばかり。
既にこの血統の♀は先に5頭ほど今年のブリードに使いましたし、別に10頭ほど売却してます。
 
 
♂はオオクワ同様にまだ蛹室から出てこないのか・・・と思って確認してると・・・
 
なにやら昨年自作したペットボトルケースの中で私を威嚇してる虫がいるではないかっ!??
 
 
 
なんだ!?開けてみます。。。
 
 
 
おおっ!!待望の江戸っ子ヒラタの♂がご登場デス!
 
イメージ 2
 
 ・・・んっ!?なんだコレ!いきなりデカくないかいっ!??
 
 
 
 
計ってみると・・・

いきなり65mmオーバー!!
 
イメージ 3
ええっ!?こんな悪環境で初っ端からこのサイズですかっ!!??
 
 
 
 
イメージ 4
 捕った時は大きくて感動した57mmの個体が小さく見えてしまいます
 
過酷な環境の自然下よりは恵まれた環境なので大きくなるのは当たり前ですが、まさかここまでとは・・・。
 
 西日本のヒラタと違って関東(特に東京)産は飼育品でも大きくならないと言われてるのに、、、です。
 
しかも驚くのは今回のこの個体飼育環境。菌糸で温度管理して・・・ならこのサイズが出ても当たり前な気がしますが、この個体のその驚くべきデーターを公表します!∠( ̄∧ ̄)以下の通りです。
 

まずは親は2010年秋に私が捕ってきた♂40mm、♀30mmの小型ペア。これを2011のG.Wに産卵セットへ。
 
● 2011年7月2日割り出し。120CCのカップにマット詰めて20日間放置。
 
● 同7月21日マット交換を兼ねて120ccカップから自作のペットボトルケース(約800ccくらい)へ引越し。
 
● 同11月16日マット交換。容器の変更なくそのまま自作ペットボトルで飼育。
 
● そのままずーっと床下に放置。2012年8月23日に既に羽化してたのを確認。(いつ羽化してたのか不明)
 
使用マット 月夜野きのこ園 くわMatを使わず1年間袋のまま放置してたもの。常温放置管理。

 
 上のデータをみても分かる通り、マット交換は1回のみ。親も小さくほとんど放置してたのに、このサイズです。
先日、私のクワ先生でもある里親さんの最大63mmを超える個体がいきなり取り出し1号で出ました!!
ですが、これは里親さんと勝負してる血統ではなく、私が捕ってきた別血統の個体ですので勝負付けはまだ。
 
 
床下ではオオクワと一緒にまだ取り出してないヒラタの♂がまだまだ居ますっ!!
果たしてこのサイズがボロボロ出て来るのでしょうか!?今後に期待大です!!!
 
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