江戸っ子鍬形倶楽部

東京産のクワガタをメインに取り扱っております。

割り出し後の最終チェックで追加~

 9月に入りましたが、今回は8月末のお話です。

8月上旬に手を怪我しましたが、なんとか日常生活に支障のない程度には完治しました。
ですのでまだ今年のブリード個体の割り出しを全て終えてなかったので、少しずつ採りだしていこうと思います。

 とは言え、この日は売れた個体の梱包&発送やオオクワの新成虫の掘り出しをやったりであまり時間に余裕がなかったので、割り出しが終わってない材を割り切ることが出来ませんでした。

そこで別に割り出し終わったケースの見落とした卵などが万が一あった時ように割り出したものを一度元に戻して置いたのがあったので、そちらをひっくり返してしてみました。最終チェックですね。

今年は例年同様にワイルドの持ち腹♀に産ます以外の自家製ブリードでは大納言血統、23区産血統(近く命名予定)、そしてオオクワ(阿古谷極太系)のブリードはやらなかったので、当ファームの主力のKK血統のみです。

今回はKⅠ血統。これは脚切れ符節なしの♀に材すら入れない廃棄マットを詰めただけの適当な簡易セットでした。産まないかもしれないのでダメ元の期待しないでやったブリードでした。

では行きます!バーンと。(笑)

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おおっ!やはり居ましたかっ!3令幼虫になってました。

割り出し時に卵らしきものが2個くらいあったんで元に戻してたんですが正解でしたね。
意外にももう2頭採れましたので、最終チェックでの追加は4頭となりました。
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と、言うわけで適当にやったセットですが今年のKⅠ血統は24頭のニョロちゃんが確定しました。(初回割り出し個体の初令幼虫が3頭★になってましたので)

脚切れの親を使用した適当なセットで、って言うと聞こえが悪いですが、母親は42㎜の大型個体!たまたま私の管理が悪く、符節が全て欠け、脚もなくなりましたがディンプルもなく脚があれば超極上個体でした。
またこれに交尾させた♂親もKK系統では最大の66㎜。大納言血統個体にもひけをとらない大型を使用しました。
結構本気(マジ)の掛け合わせ。このまま無事にいけば来年は20頭前後の限定商品になります。

後はまだ割り出しきれてないKⅡ血統の材があります。まだ残りは多分10頭以上は間違いないと思われます。

やっぱり今年も100頭近くのニョロちゃんを世話することになりそうです。