江戸っ子鍬形倶楽部

東京産のクワガタをメインに取り扱っております。

今年最後のマット交換

 先日、今年ブリードした東京産ヒラタクワガタ幼虫のマット交換をしました。

昨年(今年羽化)はマット交換したのはわずがに10本ほどで他のほとんどの個体はマット交換なしでそのまま床下放置という悪環境にも関わらず60mmオーバーが多数羽化してくれました。
 
 問題はマット交換した♂10本の中から今年最大の67.5mm、そして羽化個体第1号から大きかった65mm次に64mmのベスト3が出たこと。

しかしそれ以外は最大で62mm、最小は47mmで平均59mmと、マット交換しなかった個体達と大差ない結果が出ました。
ですので大型は血統か、たまたまの個体差かも知れないと思いさらに今年は産卵セット~孵化~割り出しと全ての行程が昨年より1ヶ月遅れてますし、時期的にもこれから冬なので「もうこのまま交換しなくてもイイんじゃね?」とも思ってました。
 
 
ですがマット交換した個体からベスト3が出たのも事実。
 
今年も3種類のマットを使い分けてますが(ちなみに昨年はメインに月夜野さんのくわMatを使用)、私の今年の自作マットVer2詰めてから3ヶ月が経過しましたのでちょうど交換時期です。
加えて今年使ったミタニの秘伝マットはマットの劣化が早く、2ヶ月くらいでかなり劣化が進み、一部でクチキバエが湧いてたので思い切って交換する事にしました。
 
 
まずは丁度3ヶ月が経過して劣化が見れた私の自作マットVer2の個体からどんどん掘り出して交換します。
イメージ 1
おおっ!良く肥えてます!脂肪のノリもイイ感じになってきてますね♪
 
 
 
 
次の個体は・・・結構デカイ!!
イメージ 2
↑これはこのまま無事に育って羽化してくれれば65mm以上にはなりそうです。
 
 
イメージ 3
皆、元気に新しい自作マット改に潜って行きました。
 
 
 お次は問題のミタニの秘伝マットの個体達。
こちらは自作マットの個体達より白い脂肪のノリが薄くまだまだこの後肥えて行きそうで、成長の伸びしろの要素がみてとれました。
イメージ 4
 
イメージ 5
とは言え、全体的に自作マットの個体群の方がやや大きく感じました。

同じ血統、同じ容器(自作のニコイチペットボトル)で同じ床下収納なので私のマットの方が栄養があるようです。
 
 
中にはこんなにデカイ幼虫も居ましたがこれもまだまだ成長して脂肪を着けられそうです。
イメージ 6
↑無事に成長してくれればこれも65mmオーバーになりそうです。
 
 
 結局この日はマットの劣化が進んでそうな物を中心に全部で20本ほどの♂のマット交換を済ませました。
 
特別大きな個体は1800ccのブロー容器に入れようとも思いましたが、自作マットが足りなくなったので断念して全てまた自作のニコイチペットボトルに収納しました。
イメージ 7
 
ミタニの秘伝マットはちょっと劣化が早いので、粒子の粗めなD.O.Sの生オガ発酵高カロリーオオクワマット今年80リットル注文してオオクワに50リットル使用して、まだ30リットル余ってたのでこれを少し混ぜてブレンドしたものを新しく詰めました。
イメージ 8
どちらもホムセンの園芸売り場のトレイに収納してまた床下へお帰りになっていただきました。(笑)
 
いやぁ~しかし結構な労働ですね。20本近く交換しただけで休日がほぼ1日潰れてしまいましたよ。
 
これで今年のマット交換は終了。ヒラタはもちろん、1800ccに入ってるオオクワ幼虫も今後はマット交換なし。
菌糸は白い部分がなくなれば交換するつもりですが基本的にマット交換なしでこのまま来年の羽化まで持っていくつもりです。
 
日本クワガタブログ村です。バナーをクリックしてこちらからどうぞ。